美味しいコーヒーのためにコーヒー豆について知る

仕事のお供にもなるコーヒー、ついつい口が求めてしまう……そんな人は少なくないです。ここでは何気なく飲んでいるコーヒーの元であるコーヒー豆についてのことを紹介いたします。

コーヒー豆は種からできている

コーヒー豆は実は大豆や枝豆のような豆ではなく、種からできています。コーヒーの木から収穫されるコーヒー豆、これに豆が成るイメージがあるかもしれませんが実際はそうではなく、これに成るコーヒーチェリーの種がコーヒー豆なのです。生の豆はあの茶色の豆ではなく、まだピーナッツのような色合いです。この段階でも販売されているので、もし気になった人は見てみるのもいいかもしれないです。コーヒーチェリーの中に入っている種の形はあのコーヒー豆と同じ形ですが、色合いについては更に加工していってようやく、ということになります。それが焙煎で、これを通して漸く茶色いコーヒー豆ができるのです。そしてこの焙煎度によって色合いは勿論、それで抽出できるコーヒーの風味も変わります。焙煎していない状態の生豆の状態でコーヒー豆を作った場合、お茶のような香と甘い果実間があふれる飲料になります。

ここに焙煎をしていくと苦味やコーヒーらしい香りがついていき、浅い焙煎の場合はフルーティで果実の甘味が感じられるような、そんな軽い口当たりのコーヒーとなります。そしてここから更に焙煎していき、所謂中煎り程度で市販のコーヒーくらいの味わいになります。最もコーヒーとして馴染み深い焙煎度なので、日本人が飲みやすいコーヒーになります。焙煎度が深くなっていくと、豆自体もかなりローストされて濃い香りがでてきます。豆の色もほぼ黒になってきて、これでいれたコーヒーはビターな味わいです。ロースト特有の香ばしさが感じられて、朝の一杯、食後の一杯など、気持ちをリセットしたいときなんかにおすすめの焙煎度のコーヒー豆です。豆ということで一般的に考えられるものが大豆などですが、実際は違って果実の種です。コーヒーの味わいにフルーティさの表現がありますが、それももともと種だからと、考えると納得です。豆の名称になったルーツは不明とされています。

美味しいコーヒー豆の選び方

コーヒーに関する知識が深い段階で選ぶのは容易かもしれませんが、しかし初心者にとってまずどんな豆を選べばいいのか？というのは大きな壁です。最初の選び方で産地や焙煎度などを自分の好みで探していくのは非常に困難です。ここではどんなコーヒーを作るか、そしてそのコーヒーに適している豆はどんなものなのか、とよりイメージしやすい形でのコーヒー豆選びを紹介いたします。まずはカフェオレ、これはよく飲んでいる人が多いです。ブラックが苦手、という人は実は多いもの、ブラックで飲む方がコーヒーの味はよくわかりますが、シロップやミルクをいれないとどうにも無理……という人は多いです。コーヒーの風味は好きだけど、もっと飲みやすい形がいい！という人が行きつくのがカフェオレのケースは少なくないです。

このカフェオレですが、ミルクと割るので非常にマイルドになります。これで飲みやすくはなりますが、問題はコーヒーの風味がとびやすいというところです。カフェオレなのにほとんどコーヒーの味を感じられない、というのを避けるためにもできるだけしっかりとコーヒーの味が感じられる、深煎りでコクの強い豆を選ぶのがおすすめです。次にエスプレッソです。エスプレッソは、焙煎度の中煎りなど一般的なものを選ぶのが推奨されています。エスプレッソにおいて大事なのは抽出効率、急行という意味も持つエスプレッソは三十秒程度で抽出できるものなのです。そのため選ぶポイントは粒度、豆を挽いて抽出しやすく段階があり、それで決まる粒度が大事です。エスプレッソのように短時間で効率よく抽出するためにおすすめなのは極細挽、この粒度を選んで購入がおすすめです。

最後に水出しコーヒー、お湯を使わない抽出のものです。低温での抽出はコーヒーの香りが薄くなります。そのため低温でも抽出して香りが消えない香り高い豆を使用するのがおすすめです。粒度も抽出に向いているのは細挽きとされています。抽出効率がエスプレッソ用の極細挽の次にいいものです。コーヒーメーカー用の粒度では少々抽出が遅いので使いまわしは要注意です。作りたいコーヒーの種類で選んでいくと幾分かイメージがしやすく、コーヒー豆選びがしやすくなります。

豆で買う？粉で買う？

コーヒー豆を購入するよき豆で購入するか、粉で購入するかで選ぶ時があります。インスタントコーヒーのような手軽さは両方にはありませんが、それぞれに特徴があるので紹介いたします。豆の場合はその後豆挽なども必要で、少々面倒です。しかし酸化しづらく、美味しく飲むことができる期間がのびるのでゆっくりと飲んでいきたい、という人は豆で購入がおすすめです。粉の場合は抽出方法によって粒度は異なりますが、いずれも既に粉砕された状態で酸化しやすいです。そのため美味しく飲める期間は豆の半分程度、賞味期限がはやいので飲み切れる量を購入するか、意識的に早く飲み切るのが大事です。いまインスタントで早く飲めるものが多いですが、自分で抽出したり豆挽したりすることでコーヒーのよさをより感じられます。もしもっとコーヒーにのめりこんでみたい、と考えるのであればぜひ豆から、粉からを選んで自宅で豆挽や抽出をしてみるのをおすすめいたします。

味わってみたい世界三大コーヒー

まずはいいものから飲んでみたい、という人のために、世界三大コーヒーと呼ばれている銘柄について紹介いたします。美味しいと評価されているコーヒーなので、ぜひ一度飲んでいただきたいものばかりです。まずはコーヒーの王様とされているのがブルーマウンテン、これはコーヒーにおいて欲しいとされている要素が全て詰まっている、そんなコーヒーです。のどごし滑らかで香り高い、そんなコーヒーとされています。そして次に、野性味のたまらないコーヒーであるキリマンジャロ、これは強い酸味で愛好家から高い評価を得ているコーヒーです。最後にコナ、ハワイのコーヒーで苦味が少なく、とても飲みやすい、それでいてコーヒーの良さがしっかりと感じられるものとされています。この三大コーヒーが必ずしも好みにはまる、とはかぎらないかもしれないです。しかし世界的評価をうけている味なので、ぜひ一度味わっていただきたいコーヒーです。ストレートで飲んでいただくと、その良さがより感じられます。

美味しいコーヒーを飲むために

美味しいコーヒーを飲むためには多少の知識は必要で、できれば産地や焙煎度は知っておきたいところです。しかしコーヒーの世界はとても深く、難解な部分も多いので、わかりやすい部分から入っていき、楽しみながらコーヒーへの知見を広めていくのがおすすめです。まずは自分が好きな飲み方から考えていき、それにマッチしているものを探していくなどでどんどんとコーヒーの世界に踏み込んでいくのがおすすめです。本格コーヒー豆は通販サイトで購入可能！商品ページを見ると味や香りに関する細かい情報まで見られます。その情報を参考にして自分好みのものを購入するもよし、ピックアップされているブレンドから試していくもよし、自分の興味に従って購入がおすすめです。